【どんな風に生きたいか考えさせてくれる漫画】「プリンセスメゾン」池辺葵

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ちょき。
ちょき。

今から数年前、エンジニアになる前に作ったブログ(閉鎖済み)で
初めて投稿した漫画紹介記事です。

この時は事務アルバイトをしていて
とにかく在宅ワークがしたくて、なんとかWEB業界に行きたいと考えている時でした!

実際にWEBエンジニアになった現在読むと

なんだか感慨深くてこちらに載せさせていただきます。

では、以下からどうぞ。

どこにいても出来る仕事がしたい

突然ですが、わたし、どこにいても出来る仕事がしたいんです。

どこにいても出来る仕事というのは、パソコンさえあれば世界中どこにいてもできる仕事という意味です。

そのために今、30目前にしてまったく未経験のweb業界に転職しようと模索中。
(実際に転職できるのはなんやかんやあって、1年後くらいになりそうですが)

こんな、どこでも生きていけるようになりたいという気持ちを後押ししてくれる漫画

池辺葵の『プリンセスメゾン』をご紹介いたします。

主人公のセリフが胸に刺さる

この、どこででもできる仕事をしたい、という気持ちが強くなったきっかけが、池辺葵さんのプリンセスメゾンという漫画でした。

あらすじとしては、26歳の居酒屋正社員貧困系女子の沼越幸が、年収250万ちょっとで家を買うという。

ただそれだけの話なのですが。

主人公である沼ちゃんのセリフが胸に響きます。

たとえば「自分たちの収入でマンション購入なんて無理」という同僚に対して、

努力すればできるかもしれないこと、できないって想像だけで決めつけて、やってみもせずに勝手に卑屈になっちゃだめだよ。

プリンセスメゾン(1巻)|池辺葵

と、相手の目をまっすぐ見て言ったり。

「マンション購入なんて、大きい夢に向かってすごい」と言われれば

大きい夢なんかじゃありません。自分次第で手の届く目標です。家を買うのに、自分以外の誰の心もいらないんですから。

プリンセスメゾン(1巻)|池辺葵

と言うところとか!かっこいい…!

主人公の沼ちゃんは、一見こう…もっさりして野暮ったいんですが(失礼)、凜とした佇まいと、淡々とやるべき事をこなすところや、自分の力で立っている感じがすごくかっこいいし、周りを惹きつけるし、関わる人に勇気を与えるんですよね。

色んなおひとり様のかたち

沼ちゃんのお話と並行して、
独身女性の色んな生き様がショートストーリーで出てくるんですが、どの方も素敵でとても憧れてしまうんです。
(でも憧れだけで終わらずに現実的な一面も描かれていてそこも好き)

言葉を尽くすよりは見てもらった方がはやい、というわけで
1話、5話、10話、最終話が以下のサイトから無料で読めるのでよかったらどうぞ

やわらかスピリッツ【プリンセスメゾン】

今、4巻のキャッチフレーズを見ていたら
『わたしの生き方を肯定する”孤独賛歌”』って書いてありました。

孤独賛歌、この漫画にはまさに、この言葉がぴったりだと思います!

自分が、どんな風に生きてもいいんだな、って肯定してくれるんですよね。

私の背中を押してくれたエピソード(※ちょいネタバレあり)

私の気持ちを特に強めてくれたお話がこちら。

さまざまな女性のうちの一人、2巻ではコールセンターで働く、休みの日にはしょっちゅう旅行に行っている(らしい)方が出てくるんですが。

この人、ただの旅行好きかと思ったら、実はどこで暮らしていこうかリサーチしているんですね。

その彼女が、仕事の休憩中にビルの狭間の屋上で、たばこふかしつつ

さて・・・どこで生きようか

プリンセスメゾン(2巻)|池辺葵

って言うんですよ。

その言葉の自由さに、なんだかハッとしました。

当たり前なんですけど、あぁ、どこで生きてもいいんだなぁって。
いったい自分は自分を、何で縛っていたのかな?って思いました。

沼ちゃんの言葉でもそうでしたが、
自分の想像だけで、自分にはできないって決めつけてたことが、実はたくさんあったんじゃないか?って。

そして、自分の心に正直に考えていったら、私は、どこででも生きていける仕事がしたい!と強く思ったのでした。

踏み出す勇気がもらえる漫画

切なくてちょっと哀しい。

でもやさしい気持ちになる。不思議な読後感です。

絵だけで進むコマも多く静謐な作品なので、読んでいる間は心の中が静かになって、セリフがじんわり沁みます。

私は未経験の分野へ踏み出す勇気をもらいました。

現代社会を生きるすべての方におすすめできる漫画です。

プリンセスメゾン(1) (ビッグ コミックス) [ 池辺 葵 ]

価格:607円
(2024/11/14 14:33時点)
感想(3件)

ちょき。
ちょき。

今は会社員エンジニアとして働いていて、
この記事を書いたときに考えていたような

世界中どこにいても仕事が出来るような状態では実際はないです。

ただ、ある程度時間の融通もきくし、日本中どこに住んでもOKのフルリモートワーカーなので、だいぶ前進しているのかな?と思います。

今も大切に本棚に鎮座しているこちらの漫画、色んな人に知っていただけたら嬉しいです☺

管理人
この記事を書いた人
ちょき。

湘南地方で 夫婦 + ねこ で愉快に暮らしているへっぽこエンジニアです。
★インスタでは未経験からエンジニアになった経緯や実情を発信中
★こちらのブログでは、仕事、ねこ、日常メインに発信予定です

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