昔運用していたWordPressブログで、今思い返すとセキュリティ的に危ないことを普通にやっていました…。
よくない例としてご紹介するので、もし当てはまっていた方は対策方法も載せているのでチェックしてみてください~
画像のExif情報を消していない
写真をアップロードするとき、Exif(エグジフ)情報をそのままにしていました。
Exif情報とは、デジタル写真や画像データに自動的に付け加えられる「写真に関するメモ」のようなもので、写真を撮った場所や時間、カメラの設定などが含まれています。
そのため、これを消さないと、見知らぬ人に自分の情報が伝わってしまう危険があるんです…
実際、昔のブログにアップロードしていた画像のExif情報を確認したところ、当時住んでいた場所の位置情報ががっつり含まれていて震えました…!
投稿者名の設定がデフォルトのまま
WordPressの初期状態では、投稿ページや記事一覧に表示される「投稿者名」が、自分のWordPressの管理画面への「ログインユーザー名」になっているため、ログイン名が公開されている状態になっています。
(後述するログイン画面問題(3. ログイン画面がそのまま)についても対応していない状態と併せると、乗っ取り被害に合う危険性が高くなってしまいます)
ログイン画面がデフォルトのまま
WordPress管理へのログイン画面のリンクはデフォルトでは簡単に推測できるようになっているため、誰でもアクセスできてしまいます。
そのため、ログインユーザー名がばれてしまう問題(「2. 投稿者名の設定がデフォルトのまま」)と併せて対応できていないと、攻撃者はパスワードの特定のみに集中できてしまい、不正ログインの可能性が高くなってしまいます。
(私は両方とも対策していなかったのでかなり危険な状態でした。)
パーマネントリンクが日本語
URLに日本語を含むことについて、SEO的にも技術的にも基本的に問題はないとされています。
ですが、例えば共有するときにURLがエンコードされてしまい、長くなるし視覚的にも分かりづらくなってしまいます。
例: https://example.com/記事タイトル → https://example.com/%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB
また、意図しない動きをする可能性も否定できないため個人的にはおすすめできません。
私が以前ブログをしていた時は、パーマリンクが日本語だったのはもちろん、時々ローマ字にしていたり、ルールを決めていなくてぐちゃぐちゃの状態でした…(しかも別にそれを気にしていなかったw)
プラグイン入れまくり
ブログにこんな機能があったらいいなーと思って調べると、便利なプラグインがたくさん出てきますよね!
私もネットでおすすめしているプラグインをよく調べずにインストールしまくっていました。
インストールするだけで簡単に利用できるプラグインはとても便利でありがたい存在です。
しかしその反面、何も考えずに入れていくと以下のようなデメリットがあるので注意が必要です。
サイトの速度低下
プラグインは追加のCSS、JavaScript、データベースクエリを必要とすることが多く、これがサイトの読み込み速度を遅くするみたいです。
セキュリティリスクの増大
脆弱性が発見されたプラグインをそのままにしておくと(アップデート)、サイバー攻撃の入り口になることがあります。
プラグイン間の競合
異なるプラグインが同じ機能を提供している場合や、コードが互いに干渉する場合、サイトのエラーやレイアウト崩れが発生することがあります。特にサイトが頻繁にクラッシュする場合、問題の原因を特定するのが難しくなります。
管理の手間が増える
多くのプラグインを導入すると、アップデートや設定変更の頻度が増えます。これにより、本来のサイト運営の時間が削られてしまいます。
WordPress初期設定はとっても大事
今は「wordpress 初期設定」(←テーマ名も追加するとなおよし)で検索すればよさげな記事がたくさん出てくるので、基本的にはそこに従って設定していけばアンチパターンを防げると思います。
ただ、そんな中でも、5.のようにむやみにたくさんのプラグインを入れるのは危険なので、よく検討してみてくださいね。
WordPressは簡単に運用できる反面、世界で最も多く使われているCMSなだけあってサイバー攻撃のターゲットにされやすいようです…。
自分もまだまだ完ぺきな運用とは程遠いので、知識のアップデートに努めたいと思います!